でもあたし、ああいう人、いまいち好きになれないんだ。 なんか、みんなが“良い”って騒いでると、どうでもよくなるっていうか…。 その時、 ――ガタンッ… 急に桜井くんは立ち上がった。 そして、あたしたちがいる扉に向かって歩いてくる。