青空

居酒屋で初めてお酒を飲み酔っ払い四人で外に出た。12月だったのにお酒のせいかあんまり寒くは感じなかった。


２対２で歩いてて気付くとゆり達とはぐれていた。すぐに会えると思っていたあたしが甘かった。お兄さんとバイバイした後ミナミをいくら歩いてもゆりとは会えなかった…


酔いが冷めてきて寒い中（あ～あたしこれからどうしよう…）とバス停のベンチに座っていると目の前に一台の車が停まった。

「なにしてんの～？」うさんくさい男の人だったけど寒さと独りの辛さに負け「友達とはぐれた…」と返事した。その人はとりあえず寒いから車に乗れって言ってあたしは言われるまま車に乗った。


とにかく車の中は暖かくホッとしていたら車はラブホテルに入った。「何もせぇへんから今日はここで寝たらええやん」と普通にその人は言った。この時もあたしはまだ処女だった。（この人に無理矢理やられるのかな…こんなんで処女じゃなくなるのかな…）と思っていて怖かった。