小学校四年生の終わり母が「お母さん再婚するから一緒に暮らそう」と言ってきた。あたしは母とまた一緒に暮らせるとすごく嬉しかったのを覚えている。


母が再婚して一緒に住みだした新しい家は新築の高級マンションだった。スナックの経営もうまくいってたし再婚相手もお金持ちだったから。

父親とは思えなかったがおこずかいをよくくれる再婚相手を嫌いではなかった。だが一度だけありえないと思ったのは母と再婚相手がSEXする時あたしが家にいたのが邪魔だったのか再婚相手は「お母さんがお父さんとエッチな事したいってゆうからこれで何か買って少し時間潰ししてくれる?」とあたしに1万渡した事だ…

(この人は何を言っているんだろう…お母さんも汚い…)


あたしは1万円を握りしめ家を飛び出し欲しくもないおもちゃを買った。しばらくして家に戻ると二人はいなかった。その日からあたしは再婚相手が大嫌いになった

反抗的になり夜1人になると小学生なのによく外に遊びに行った。家で独りでいるとすごく寂しくて誰かと一緒にいたかったから…



母はあたしが変わっていくのを気づいてなかった。だがその頃母は再婚相手ともうまくいかなくなってスナックの経営も大変になっていたらしく、あたしの事まで考えれなかったんだろうけど。

あたしが中学校に入学する頃に母はまた離婚した。スナックも前の中心部から少しはずれた場所に移った。あたしは母親と二人で住める事で正直嬉しかったが夜1人でいる事だけは耐えきれず中学校に入っても夜遊びはやめれなかった。

そんな時、転校生のゆりと仲良くなった。ゆりもあたしと同じような環境で育った為かすごく気が合い一緒にいると楽しかった。