大阪に着いた。りゅうが空港まで迎えにきてくれていた。久しぶりに会えたのと都会に住めるので舞い上がっていた。


りゅうが新しい家を見つけてくれていたからさっそく新居へ向かった。着いたのはミナミのど真ん中。道頓堀まで徒歩三分ほどの高層マンションだった。


(家賃高そう…)そう思いながら部屋に入った。りゅうは大工をしているとあたしに言っていた。が…実はホストだった


「騙すつもりとかじゃなかってんで!でもなぁ俺がホストって知っとったら付き合ってもなかったやろ…」りゅうにそう言われあたしは何も言えなかった。


あたしも飲み屋で働いていたし大阪にきたものの仕事も決まってなかったから…ただりゅうが好きだった。