母親はあたしが三歳の頃からスナックをはじめた。その頃には父親はもう家からいなくなっていた


毎日夜になると祖母の家に連れて行き朝方に寝ているあたしを迎えにきて家に帰る母。あたしはそんな母親と少しでも一緒にいたくて保育園にもほとんど行かず母の為にインスタントラーメンと卵焼きをよく作っていたのを覚えてる。


その頃はまだ良かった…父親が勝手に家を売るまで……