「そのことなんだけど……もう少しで文化祭じゃん?あたしその時告ろうと想うの」 美果の突然の言葉に あたしは息を呑んだ。 美果が、告白? 「このままでも変われないからどうせなら伝えたいなって」 そう美果はどこか遠くをみつめて 切なげな表情を見せた。 "伝えなきゃ、変わらない" あたしは美果に"頑張ってね"と 言うことしか出来なかった。