「お前ジェットコースター好きじゃん。乗んなくてよかったのか?」 「うん。てか暑いね」 「ちょっと待ってろ」 そう言って隼人は どこかへ言ってしまった。 どこ行ったんだろ。 ボーッっとしてると 顔に冷たいものが当たった。 「ひゃ、冷たーい!」 「買ってきた。ほい」 そう言ってあたしが 大好きなジュースを渡してくれた。 そういうさりげない優しさが 嬉しいよ。 隼人が好きって気持ちが 溢れ出してくる。