この先もずっと

 




「屋上でも行っか」




そうあたしに話しかける隼人に

あたしは頷くことしかできない。


屋上へ向かって歩いていく

隼人の後ろをあたしは歩いた。



……久しぶりすぎる。


あたしに向かって放たれた言葉も

あたしを見つめたその瞳も。


背も高くなって

中身も大人になった隼人が

今、あたしの前にいるんだ。



なんか、信じられない。