「あの、…」 「隼人は部屋にいるからね? あ、部屋は前と変わってないわよ」 隼人のお母さんは忙しそうに言うと 台所にある冷蔵庫の扉に手をつけた。 …えーっと、隼人の部屋…。 かなり久しぶりに家に来たから 隼人の部屋忘れちゃった…! 「とりあえず2階だっけな、」 階段、こんなに段数あったっけ? …んまあ、階段上るか。 2階に上がり、隼人の家を見回していると 一番奥にある部屋のドアが開いた。