そしてあたしは柚香に聞いた。「柚香?」 「んっ?なぁに?」 「・・・あのさぁあたしね・・・徠希くんの事が・・・・」 「何さぁっもしかして!・・・でも菜美は初恋もまだだからそれはないかぁっでさっ何?」 「ちょっと・・・柚香ひどくない?」 あたしは思わず泣きそうになってしまった。なぜなら柚香なら信じてくれると思ったから・・・。そりゃ初恋がまだって事は事実だけど・・・。あたしだって女の子なんだから・・・。あたしだって恋するよっ。それなのに・・・なんでよっ。信じてくれないというか・・・あたしがそんな事言うとは分からなかったとは思う。だけどちょっとひどいよ!これはただたんにあたしのわがままかもしれない。でも・・・。あたしの気持ちはあたししかわからないんだ。こんな事で怒るのはおかしいよな・・・。「柚香・・・。急にゴメン・・・。あたし好きな人ができたかもしれないの。それなのに柚香が信じてくれないって思うとさみしくなるし悲しい。ゴメンね?」 「あたしもゴメン。そうとは思わなくて・・・。菜美・・・1度も好きな人できた事ないって言ってたから・・・。こんな事でケンカするなんてあたし達には似合わないよね!」 「うんっ!」 ゴメン・・・。柚香・・・。あたし無理させちゃってるね。ゴメンね・・・。長い話しだったけど1時間目には間に合った。今日も徠希くんが来ていない。心配になる・・・。あたしは先生に徠希くんの家を教えてもらう事にし、あたしは聞いた。そうすると・・・「木村・・・。あいつにこれを渡してほしいんだが・・・いいか?」「はいっわかりました。」徠希くんの家は意外とあたしの家からは遠くなかった。そして先生から書類をもらった。見ないほうがいいよね・・・。そしてあたしは徠希くんの家へ向かった。