「それは、
好きな人が野球部だったから。
初めは興味なくて、むしろ嫌いで。
けど始まりってどうでもいいでしょ?
彼ができなかったこと。
野球の楽しさを広めたいの。」



そう言うと、「付き合ってるんですか」と聞いてきた。



私は黙って首を横に振った。