その時 “手術中”のランプが消えた。 「中井先生!!」 ゆっくりと出てきた先生 汗でびっしょりだ。 「すごいですね、昇吾くん。 こんな粘りを初めて見ました。 そろそろ目を覚ますと思いますよ。 いっぱいほめてあげてください。」 ってことは、 「生きてますか?」 「もちろん。」 きゃーっと叫んでしまった。 うれしくて、うれしくて。 流れる涙は止まんない。