「おい」、「まじかよ」という声が聞こえる。 ただ大輔だけはうつむいていた。 昇吾は一体、 どんな気持ちでこれを書いたのだろう。 昇吾は一体、 手紙にどんな想いをこめたのだろう。 「大輔…-」 大輔は昇吾が野球を始めた時から、一緒だった。 だからこそ、 昇吾の野球に対する思いが分かるんだ。