「よし、行くか。」


「ど、どこに!?」


「海♪」



「は。」




外へ出て、少しだけ歩く。





すると前には葵透き通った水が広がっていた。



「き・…れ・…い」




「だろ?
もうよくわかんねーけど、まぁ。
昔、来たような感じしてさ。」





昔・…。




「俺、少しずつ忘れてんの。
超、くやしいけど。」