「ッ・…--!!」 胸を強く抑え、昇吾の手からするりと野球ボールが落ちた。 「「昇吾」」 メンバー全員が、手にはめたグローブ、みっと、そして帽子を投げ捨てた。 倒れる昇吾へ駆け寄るため…-。 「しっかりしろ!」 「昇吾。」 「まだ終わってねーぞ。」 「死ぬんじゃね。」