「凌?」 「ん?」 すこしからだを起こし、私のかばんに手をかけた。 ねぇ、昇吾。 このかばんは、あなたからのPresentだったの。 あの頃は、お互い。 大切なタカラに向かって走ってたよね。 野球。 そして、 文学。