え…-。 「は?俺ら県大会と地方と勝って。全国い・…」 「なんのですか?」 え・…。 まさか、 もしかして、 「昇吾。覚えてないの?」 「何を?」 「昇吾、ピッチャーと…-」 「うぁ!」 頭を強く抱えて、苦しむ昇吾。 「凌、見るな。」 先輩が私の目を隠す。 けれど、 隙間から見えたのは・