優子…
浩志の言付け

[浩志『彼女を俺真剣に愛していたんだ

彼女も愛してくれて

彼女は婚約者と別れて俺の所に来たいと言ってくれた

正直 嬉しかった』


『でも 考えてしまった…


互いに 越えては行けない 一線を越えてしまった


彼女が俺の所に来て果たして幸せなのか?




愛してる ただそれだけで 幸せになれるのか?



婚約者と別れる事で彼女が失う物は計り知れない


その代償を補う程の幸せを俺は彼女にあげる事が出来るのか?

彼女が後悔する時が必ず現れる


一時の快楽 楽しみで自分をと思ってる 嘆き悲しんでるなら そばに行き 抱き締めてあげたい

けど それでは自分の決断が無意味になってしまう

身勝手に思われるかも知れないが

今は 俺 幻滅する最低男でいたい


彼女を愛したから余計 彼女の人生を不幸な物にしたくない


きっと婚約者は彼女の心を開かせてくれるはずあん②な素敵な彼女と結婚する奴なんだから 器のデカい奴と信じたい


君には彼女を見とどけて貰いたくて


俺 話をしたんだ


婚約者と、どうしても 駄目なら

俺に知らせて欲しい

それまで 俺は彼女の前から姿を消すよ


婚約者殿は来月には完全に帰国するらいから


彼女を婚約者に返してあげたい…身勝手だけど…』]

……優子の話は終わった!