鬱状態が何日か 過ぎた


優子が心配して様子を見に来てくれた


枕にうつ伏し体を起こそうとしない私を見て


優子『あ~ぁ…すっかり病気に負けてるね

ダメだよ~ 病は気からだからね(笑)


ご飯食べてるの?』

目を見開いたままの私は首を横に振る


優子『甘えん坊さん…豊さんがこんな姿見たら 死んじゃうよ』

私の見開き動かない瞳から一滴 涙…

顔を背けて


優子『……』
『そうそう …貴女の好きなモンブラン買って来たの 一緒に食べない?』


私は顔を優子に向けた


優子『ぅふっ!!やはり貴女を吊るのはモンブランね(笑)』


悔しいけど…



少しお腹…



… 空いたかも…


優子の罠にハマってみた