よしっ、このこと可憐に教え・・・よ・・・

・・・うっ。


ヒクッ。ヒクっ。・・・




なにも悪いことないのになんで・・・こんなに涙が出るの?



いいじゃん、両想いなんだから・・・



でもどうして?そんなに、





日向君と可憐のことを想うだけでこんなに涙が・・・



いつからだ、こんなに日向のことが・・・好きになったのは・・・



初めは龍君だったのに、日向を見ると時々『ドキっ』ってなることが多い・・・

それからだ・・・日向を、好きになったのは・・・



でも可憐が好きなのは・・・日向君だし・・・。





♬♪♬♩♪♪~





・・・か、可憐からだ!!  今一番口にしたくない名前が目の前に・・・





<なんか日向、消しゴムになんか書いてなかった?>




直球―!!!! 




直球すぎて涙が一気にへっ込んだ。




[うん。書いてあった。]   返信。





♬♪♬♩♪♪~




きたっ!




<ねぇー消しゴムに何て書いてあった?>




・・・なんでそこまで知ってるの?




[『西』って字しか見えなかった・・・けど]    返信。






<ふ―ん。んじゃまたねっ(^o^)/>




えっ?・・・終わり?




ふ―ん。・・・だけ?




どうしたんだろ・・・。




この日はこれで終った。



・・・と思っていたが私はこの時まだ知らなかった、可憐の心の中の悪魔を・・・