三時間ぐらいたつと、ほんとに真由美はやってきた。


『駅ついたょ〜迎え来て』


『わかった、駅まで10分くらいだからさぁ、待ってて!着いたら電話するから』


駅について、電話をかける前に真由美が走りよってきた。



『おひさ〜!てか結城超大人っぽくなってるし!見違えたよ』



知らない街で、久しぶりに自分の名前を呼ばれたことでなんだか頼もしい気分になった。



一人じゃカラオケも行けないけど、なんだか楽しい。

しかもこの真由美のウザイくらいのテンションさえ、うれしく感じた。



『荷物あるからさ、結城んちに置いてていい?』



『いいよ。とりあえず荷物置きに行って、カラオケでも行くかぁ☆』


『いいねー!そうしよっ』


ハイテンションになり、家に向かった。