頭がガンガンする。



相当飲んだので、そのまま眠ってしまったようだった。



『…気持ちわるぃ…』



水を飲もうと、這うようにして蛇口にむかう。



『ダメだ…気持ち悪い〜』


真由美のなまえを呼ぶと、パッと目をさました。




『真由美ぃ〜ごめん、水ちょうだぃ〜。』



『はいは〜い』



真由美は平気そうだ。



『あんた、元気だねぇ』



そんなあたしの様子を見て、真由美はケタケタ笑いながら、コップを手渡すと、

『お腹すいたからさぁ、コンビニ行ってくんね!』



そのまま出ていってしまった。



(元気すぎるし…)



水を一気に飲み干して、しばらくボーッとしていると
勢い良く真由美が帰ってきた。



『結城ぃいろいろかってきたよぉ』



頭に響く。



『もうちょっと静かに帰ってこれないわけぇうぅ…頭痛い…』



真由美は笑うだけ。



『先に食っちゃうよーん』


真由美が取り出したのは、なんとビールとおにぎりとやきそば。



ビールをごくごく飲み干し

『ぷはー!結城もどう?』


二本目を取り出す。



『…無理!つーかオヤジか?』



…真由美ってすげー…



本気で思った。