僕の妹

だが幸子は家にはもう戻らなかった


つらい点滴の日々が続いた。


ある晩僕は決心した妹をこれ以上苦しめたくない


病室に忍び込み生命の延命器具を根本からはずした


幸子は深い眠りについた


僕は妹を殺した


その晩は眠れなくて深酒をした


ミサに電話した


幸子の入院で家の経済状態は悪くて


しんどいものはあったが本心は小さい妹の闘病生活を見ているのに疲れたから


どのみち後余命2か月だったと聞かされた


警察に出頭した


僕は裁判をその後受けて


情状酌量と言う事で執行猶予がついた


今は後悔と疲れのなか入院費を返すため工場で働いている


今でも仕事が終わるとプラネタリウムに行って幸子と話をしてくる


ミサは執行猶予が終わるまで待っていてくれると言ってくれた