「あの子、トーマスのガールフレンドなのに、最近トーマスが君とばかり一緒にいるから、嫉妬したんだよ。それで………」
最後まで聞かずに、郷はトーマスに駆け寄った。
「トーマス、止めて!」
「キレたトーマスに近づくな!危ないから!」
周りから声が飛んでくる。
郷はそれを聞かなかった。
「トーマス!」
郷はトーマスの腕に手を乗せた。
「彼女の言うとおりだよ、トーマス。ナンシーが言ってることは正しいわ。ガールフレンドなら、あたしなんかより、彼女といるべき」
少し、落ち着いてきたかに見えるトーマスが、口を開く。
「お前はいいのか?!なんか、で終わらせていいのかよ!」


