意識も鮮明になってくる。
わたしの手を握りしめてる
のは・・・先生?
ちがう。
「藤堂君・・・。」
「赤月、よかった~。 もう
苦しくないか?」
「どうして、藤堂君が。」
「彼、あなたを抱きかかえて
ここまで来たのよ。 教室に
戻りなさいって言ったんだけど
心配だからってずっと
そばにいて。」
「いやー。ほら、突然苦しみ
出したから慌ててしまって。
もう大丈夫そうだから
教室戻るわ。」
「ありがとう。」
「ゆっくり休めよ。」
藤堂君は軽く手を振ると
走って保健室から出ていった。
「彼、よっぽろあなたの事
好きなのね。 苦しんでるあなた
の手、必至に握ってたわよ。」
先生そんなんじゃないですよ。
きっと・・・。
「あら、冬星先生。」
保健室の先生がベット脇の
カーテンを開けると先生・・・
旦那様が立っていた。
「どうですか? 赤星は。」
「過呼吸ですよ。 今回はそんな
にひどくなかったからいいけど。
続くようなら注意しないと。」
「ありがとうございます。
僕から、理事長に話しを
うかがっておきます。」
「そうしてもらえますか。
ひどいようなら理事長お呼び
しようとも思ったんですが
比較的軽かったのでまだ
お知らせしてなくて・・・。」
「わかりました。後はこちらで。」
「助かるわ。 冬星先生。」
保健室の先生が
先生にその女を見せてるようで
何となくイヤだった。
まぁそれを知ってか知らずか
気にとめない先生なんだけどね。
「冬星先生ちょっと職員室に
行きたいんですけど、ちょっと
ここお願いできます?」
「ええ。いいですよ。」
わたしの手を握りしめてる
のは・・・先生?
ちがう。
「藤堂君・・・。」
「赤月、よかった~。 もう
苦しくないか?」
「どうして、藤堂君が。」
「彼、あなたを抱きかかえて
ここまで来たのよ。 教室に
戻りなさいって言ったんだけど
心配だからってずっと
そばにいて。」
「いやー。ほら、突然苦しみ
出したから慌ててしまって。
もう大丈夫そうだから
教室戻るわ。」
「ありがとう。」
「ゆっくり休めよ。」
藤堂君は軽く手を振ると
走って保健室から出ていった。
「彼、よっぽろあなたの事
好きなのね。 苦しんでるあなた
の手、必至に握ってたわよ。」
先生そんなんじゃないですよ。
きっと・・・。
「あら、冬星先生。」
保健室の先生がベット脇の
カーテンを開けると先生・・・
旦那様が立っていた。
「どうですか? 赤星は。」
「過呼吸ですよ。 今回はそんな
にひどくなかったからいいけど。
続くようなら注意しないと。」
「ありがとうございます。
僕から、理事長に話しを
うかがっておきます。」
「そうしてもらえますか。
ひどいようなら理事長お呼び
しようとも思ったんですが
比較的軽かったのでまだ
お知らせしてなくて・・・。」
「わかりました。後はこちらで。」
「助かるわ。 冬星先生。」
保健室の先生が
先生にその女を見せてるようで
何となくイヤだった。
まぁそれを知ってか知らずか
気にとめない先生なんだけどね。
「冬星先生ちょっと職員室に
行きたいんですけど、ちょっと
ここお願いできます?」
「ええ。いいですよ。」



