LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様教師が旦那さま!?


 「どうした、司。」

おじさんはせっかく
盛り上がっているところ
先生が口を挟んだのが気に
くわなかったみたい。



 「希愛に渡したいものが。」

先生はポケットの中から箱を
取り出した。


 「開けてごらん。」


渡された箱をそっと開けてみる。




中には結婚指輪がふたつ並んでいる。



 「左手出して。」


先生がわたしの左手の薬指に
指輪をはめてくれる。



 「先生サイズどうして知ってるの?」




 「課題の提出時とか、けっこう
真剣に指見たりして。 
まぁ最終的にはおばさまの
アドバイスを参考にさせて
もらいましたけど。」




 「そうだったんだ。」



 「俺にもはめてくれるかな。」



 「はい。 」



わたしは震える手で先生の左手
の薬指にリングをはめた。