下から見上げる先生は
その・・・綺麗で、優衣達が
騒ぐのもわかる。
「希愛・・・。」
先生がフワってわたしをベットに
押し倒した。
座ったままの状態から、
その突然仰向けになっちゃって。
逃げようにも先生の足が
わたしの足を挟み込んでる。
先生の髪が頬に触れる。
自由を奪われた両手から
先生の体温が伝わってくる。
ジンジンと熱い。
ドキドキと勢いよく
波打つ鼓動が先生まで
聞こえそうで・・・。
わたしは先生から目をそらした。
「イヤなら叫んでもいいよ。」
自信満々の言いぶり。
わたしが叫ばないって
決めつけてる。



