LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様教師が旦那さま!?

 
 「ふ~ん。 ここが希愛の
部屋か。」



 「先生、恥ずかしいのであまり
じろじろ見ないでくださいね。」



 「本当、お子様だよな。」



 「先生??」



  
  『ガチャ』


ちょっちょっと先生!!
なんで、カギ閉めるの?




 「あんなぁ、よく聞けよ。
この結婚は合併の条件のひとつ
な訳。 合併した以上共同経営者
な訳で、後々は俺らが継ぐわけ。
ここまでわかるか?」



 「はぃ。」




 「で、俺が帰国したのは、
希愛と結婚してこの学園を
継ぐためなんだよね。 」



 「先生はこの学園が継げたら
いいんですよね。わたし、辞退
しますから先生が継いでください。
そうしたら結婚しなくても
いいんですよね。」




 「俺がほしいのは希愛だ。
学園じゃねぇよ。
さっきも言っただろう。
希愛をずっと見てきたって。」





 「先生・・・。」




 「気付かなかったか? 俺が
希愛を見てる事に。 
何度か目あったと思ったん
だけどな。 」



 「そんなのわかりません。」