LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様教師が旦那さま!?


久々の学園。


教室の前で、呼吸を整える。


教室の中から、元気な声が
聞こえてくる。




 「おはよう。」


俺は教壇に立った。





 「おはようございます。」


一斉に返ってくる生徒の声に
救われる。



藤堂も約束を守ってくれた
ようだ。




藤堂はジーッと俺を睨みつけると
空席のままの希愛の席に目線を
移す。



言いたいことはわかる。


藤堂も希愛のことが
心配で仕方ないんだろう。




希愛を想う気持ちまでは
俺には止められない。



藤堂の存在が、俺の中で、
大きな問題になっていたが
今では藤堂の存在が俺にとって
決意を強くするために必要と
なっている。




藤堂に希愛は渡さない!!



強い意志を与えてくれる。