気持ちがすれ違った時間を 埋めるようにわたしは先生を 求めた。 終わることのない KISS。 終える事が出来ないKISS。 お互いを感じていたくて。 お互いを求めた。 絡み合う舌とくちびるから 伝わる体温。 自然と涙が頬を伝う。 うれしい。 かなしい。 そんな感情がぐちゃぐちゃに 混ざりきって溢れ出す涙。 失くした、赤ちゃんへの 想いがお互いの中で溢れ出す。 もう同じことを繰り返さないように ふたりの想いがすれ違わないように その夜は、ずっとくちびるを重ねた。