気が重い。 帰りたい。 教室の前で 身動きとれない。 「赤月。ちょっといいか。」 藤堂君に肩を叩かれる。 ほっといて。 わたしにかまわないで。 こんな所先生に見られたくない。 「いいから来い。」 藤堂君がむりやり わたしの手を引っ張った。 廊下をグイグイ引っ張られて 歩く。 つないだ手が暖かい。 この手が先生だったら よかったのに・・・ そうしたら こんなに 辛くないのに・・・