私の王子様☆

「そうだね!」

先生・・・

私今凄くヤキモチやいてるよ?

他の女子生徒に囲まれている先生見てると胸が苦しくなるんだ。

「西田!」

先生に呼ばれて振り向く。

「どうだった?俺のシュート!」

・・・

かっこよかったに決まってんじゃん・・・

「良かったよ!」

「サンキュー!」

先生はニコッと笑って見せた。

先生かっこよすぎ・・・

そんな先生だから、みんな好きになっちゃうんだよ?

「そうだ!西田!今日放課後予定ある?」

「ないけど?」

「ならあけてて!」

先生はそういうとまたバスケをしに戻った。

「良かったね!芽依!」

舞が言う。

私はうんと言った。

「あ~!芽依幸せそうな顔してる~!」

美海が言う。

うん。

幸せだよ。

まだ先生と付き合って1ヶ月足らずだけど・・・

すんごく幸せ!

でもね私だって女の子だからや気持ち妬くよ?

それだけ先生が大好きなんだ!

ガツン!

「いった~!」

ボールが頭に当たった。

「大丈夫?!」

舞と美海が心配そうに顔を覗き込む。

クスクス

笑い声が聞えたので振り向くと・・・

「篠原先輩!五十嵐先輩!芽依に謝ってください!」

篠原雪。

五十嵐美咲。

二人の先輩が居た。