しゅうちゃんの寝室の
ベッドで目覚めた私・・・
　　　
柊雨の寝顔を見つめ
　　　
柊雨の髪に手を触れ

柊雨の事を見つめる
　　　
涙が、流れる・・・
　　　
柊雨に気づかれないように
背中を向けて

肩を振るわせながら
声を立てずに私は泣いた。

目を覚ました柊雨は
泣いている私に気がつく。
　　
「なぎ、こっちを向いて

　顔を見せて・・・」

どうしても、しゅうちゃんの
顔を見れない私を無理矢理に
力づくで自分の方に向かせ
低く優しい声で呟く。

「どうして、泣くの」

黙ったまま泣き崩れる
私を、貴方は
きつく抱きしめる。

ずっと、抱きしめる・・・