「あんなに魅力のある女性から
 愛していると言われて嬉しく
 無い訳がありませんよね?
   
 彼女は今、もっとも輝く
 女性ですよ」

「リリカさんが魅力ある方だと
 いうことは、一緒に仕事を
 させて頂いて感じました
   
 でも幾ら、魅力ある女性に
 愛していると言われても
 わたしの心には届きません
   
 わたしが愛していると
 言ってほしいのは
 この世にただ一人
 彼女だけなので」

報道陣達は、俺の言葉に
面食らう。
  
凪子は、テレビを見ながら
涙を流す。

「最後に、ファンの皆様や
 関係者の皆様に多大な
 ご迷惑をおかけしました事
 深くお詫び申し上げます
   
 ファンのみんな、ごめんね」

俺は、深く頭を下げた。

報道陣達は、俺の新たな
恋人発覚にざわめき

会場は揺れる中
記者会見は終了する。