目覚めた心が
貴方を忘れる事無く

こんなにも痛んで
苦しむのは

ただ、貴方に悪いと
思う罪の意識からだけ
ではない

紫季・・・

私の頬を涙が流れていくのは

貴方を好きだという気持ちが
今もまだ、私の中にあるから。

貴方を想う気持ち・・・

それは、嘘ではなく

本物だった。

だから、私は

こんなにも悲しい

私の手を握り締める、柊雨の
冷たい手・・・

「なぎ・・・

 本当にこれで良かったのか?

 お前が、彼を好きなら
 
 俺は・・・」