「なぎちゃんの手は
 
 温かいですね」

冷静にカルテを見ながら病状に
ついてのみを話し続けていた
先生が、私の目を見つめて
初めて微笑みかけてくれた。
 
その少年のような笑顔に
緊張していた私の心は
穏やかになり安心する。

私は、貴方だけを見つめる。

「どうかしましたか?」

「いえっ・・・」

胸のトキメキ

私は、貴方に恋をする。