そんな中、凪子は
紫季の休日を使って

紫季が選んでくれた二人で
住む為の物件を何カ所か巡り
  
また、新居で使う為に
必要な物を買う為に
街を仲良く手を繋いで
デートをしていた。

病院では見る事のない
紫季のカジュアルな装い
  
長い足にジーンズが
とても良く似合っていた。
  
紫季の歳が七歳も
年上な事に驚き
  
紫季の事を何もかも

知りたい気持ちになり

彼を愛おしく思う。

「しき先生
 この食器、可愛いよ

 ・・・先生」