「………これ、使えよ…」


差し出したのは、絆創膏。


「これ……」



「指…、切ったんだろ…?」






「―――ありがとう」


少し、頬が熱くなるのが分かった。



内藤君も、頬が赤らんでいた。





新しい恋は、そう遠い未来ではない。


そんな、予感が胸を過ぎった。





――END――