先生と夏休み





やばい…涙止まらない…



『はぁ……』



え?


なんで?



『そういうのがヤバいんだって…』



先生はあたしの肩を抱き寄せてる



「先生はズルイ…彼女、いるのにあたしに期待させるようなことしたり言ったり…」




あたしが先生を離れさせようとしても先生はあたしを抱きしめる力を弱めようとしない



「だから…こういうこと
あたし勘違いしちゃう……」



『前も言ったけど、俺は彼女いない』




彼女いないって…

あたしこの目でしっかり見たよ




「嘘…だってこの前、先生のアパートに綺麗な女の人が入って行ったし…あたし見たもん」