好きすぎた、たぶん。



「・・・やっぱり・・・!!・・・あの・・・私すごいファンで・・・」


「あ、そうなんですか。ありがとうございます。」



やっと口が動いたバイトちゃんから、釣りと煙草5個を受け取った。



「じゃあ。」


「・・・あ、あの!!」



何も言わずに立ち去るのもどうなんだろうと思い、一応「じゃあ」と言ってその場を離れようとしたら、呼び止められてしまった。



「はい。」


「・・・あの、握手・・・してもらえませんか・・・?」


「あぁ、はい。」


「・・・ありがとうございます・・・!!」


「じゃあ。」