好きすぎた、たぶん。



コンビニを出てから俺んちに着くまで一言も言葉を交わさなかった。



なんでかわかんない。



でも、話すとしたら目を見て話したいと思ってた。



「記事、見た?」



家に着いて詩織ちゃんをリビングに通して、一言目に発した言葉。



やっぱり単刀直入過ぎるけど、俺は世間話がしたくて呼んだんじゃないから。



「・・・はい。」


「そう・・・」



やっぱり。



そりゃ知っちゃうよね。



あんだけテレビでやってれば。



「・・・ごめんね。」


「・・・何言ってるんですか!!私に謝る必要ないですよ!!」



さっきまでとは違う空元気な声で、詩織ちゃんはそう言った。



「私は別に可威さんの彼女じゃないんだし。」


「・・・・・・」


「私は遊びっていうか気まぐれってわかってますから。」



俺の中で予想もしてない言葉だった。



詩織ちゃんからこんなことを言って来るとは、思ってなかった。