好きすぎた、たぶん。



「バイト終わったら会いたいんだけど、迎え行ってもいいかな。」


「・・・はい・・・」



どうしても会いたかった。



無理ですと言われても会いに行こうと思ってたくらいに。



俺がこの記事が出ると知ってから1番会おうと思ったのは、撮られた相手の咲でもなく、他の誰でもなく、詩織ちゃんだった。



今日夏実にすげぇ外出るなって釘さされた。



でも、それを破ってでも会いたいと思った。



会って話がしたかった。



22時近くになって車でコンビニに向かった。



こういうところが芸能人としての自覚が足りないのかな。



ここで俺がもしはられてたら、詩織ちゃんと撮られちゃうじゃん。



迷惑かかるじゃん、とか思うけど、それよりも会いたかった。



何があっても。



22時を少し過ぎた頃に詩織ちゃんが出てきて、車に乗せた。



「ごめん、急に。」


「・・・いえ・・・」


「俺あんま外出るなって言われてるから、俺んち行くけどいい?」


「・・・・・・はい・・・」