確かに今まで誰と遊んでも隠してこなかった。
どこどこ歩いてたら声かけられて、そのままやってきた、とか。
付き合いで行ったキャバクラのキャバ嬢とホテル行ってきた、とか。
テレビ局で会ったタレントとか、女優に声かけられてやってきた、とか。
でも、今回だけは隠してた。
「お前さ、俺に隠すなよ。」
「・・・・・・」
「夏実に隠すならわかるけどさ、俺に話したところで、別に夏実に言わねぇよ、あいつらにも言わないし。」
「・・・うん。」
「・・・付き合ってんの?」
「いや、それはない。」
「じゃあ何?セフレ?」
「・・・わかんねぇ。どういう関係か。」
「は?」
「マジでたまたま知り合った子で、NUTSのファンでさ。」
「へぇ。お前嫌がりそうじゃん。」
「そう。俺ちょうど焦ってたっつーか、ファンなんて信用できねぇみたいになってて、NUTSのファンって聞いてムカついて、世間のイメージまんまの俺らが好きでさ。」
「うん。」

