「洗濯してくれたの?」
「あ、はい、すいません・・・勝手なことしない方がって思ったんですけど、すごい溜まってたので・・・」
「ううん、ありがとう。時間なくてさ。助かった。」
「はい!!」
詩織ちゃんがあっためなおしてくれた夕飯を食べて、チケットを渡した。
「はい、これ。」
「え、いいんですか?」
「うん。今回ハコが小さいから、いい席も悪い席もないけど。」
「全然嬉しいです!!ありがとうございます!!」
「勝手に最終日にしちゃったけど、大丈夫?」
「はい!!最終日に行きたかったので!!」
「そっか。じゃあ誰か友達と一緒においで。2枚もらっといたから。」
「はい!!ありがとうございます!!」
下手すりゃ指輪より嬉しいの?ってくらいの満面の笑顔をまた見せた。
でも、詩織ちゃんの右手を見ると変わらずあの指輪をしてて、なんか少し嬉しいような気分になった。
自分があげたもんだからかな。
捨てられるよりは嬉しいか。

