好きすぎた、たぶん。



「・・・ん?」


「・・・意地悪です・・・可威さん・・・」


「そう?」


「キス・・・してほしく・・・なり・・・ます・・・」


「ダメ。まずは詩織ちゃんからでしょ?」



そう言うと、詩織ちゃんはまた恐る恐る俺に唇を重ねた。



さっきとは違うキスをしてきてくれた。



・・・こんなキス、出来るんだなぁ。



どこで覚えてきたんだろ。



・・・・・・俺か。



俺がしてっからか。



しすぎじゃね?ってくらいおはようのチューをして、朝飯を食った。



俺はこの日入りが夕方近くで、詩織ちゃんも用事ないって言うから、それまで一緒にいることにした。