好きすぎた、たぶん。



「そんなに恥ずかしかった?」


「・・・はい・・・」


「でもよかったでしょ?」


「・・・・・・・!!!!!!!」



顔を見たことないくらい真っ赤にした詩織ちゃんが思いっきりバスタオルを投げつけてきた。



「痛っ!!だからさっきも痛いから。」


「だって可威さんが変なこと言うから・・・!!」


「わかったわかった、丸見えだから。」


「え?・・・キャッ!!!」



自分の体を拭いてたタオルだって忘れてたのか、自分がマッパを晒してることに気付いて、隠すようにしゃがんだ。



「見てない見てない。」


「嘘・・・」


「でも見せてきたの詩織ちゃんだからね、俺悪くないよ。」


「・・・・・・」


「ほら、拭こ?」



詩織ちゃんが投げてきたタオルを広げて、後ろから包むように抱きしめた。