好きすぎた、たぶん。



「はい、終わりー。流そうねー。」



蛇口に手を伸ばしてシャワーからお湯が流れたと思ったら、思いっきり頭から被っちゃって、一気に泡が流れた。



「ハハ、ごめんごめん。思いっきり頭からだったね。大丈夫?」


「はい・・・。」



また手を伸ばしてシャワーを止めた。



その伸ばした手でそのまままた詩織ちゃんを抱きしめた。



「可威さん?」


「キスする?」


「え?」


「さっき、観覧車で出来なかったでしょ?」


「あ・・・」


「する?」


「・・・聞かないでっ・・・んっ・・・」



詩織ちゃんが照れてる間にこっちに顔を向けさせて唇を重ねた。