「そんなことないですよ。私は可威さんの立場が全然わからないので、簡単に言えるだけです・・・」
「そうかな。今のことに限らず、いつもそう思うけど。」
「いえ・・・」
「よし、終わった。どうする?風呂入る?」
「え!?」
「泊まってかないの?」
「え、いや、あの・・・」
まただ。
わかりやすいくらい照れてる。
顔真っ赤。
タコ?
なんかこういう対応されると、もっと顔赤くしたくなるよね。
俺だけかな。
「一緒に入る?」
わざと隣に立ってる詩織ちゃんの肩を抱いて、耳元でそう囁いてみた。
「・・・・・・!!!」

