好きすぎた、たぶん。



・・・俺はいつからこんな考え方になったんだろう。



初めて気付いた。



俺が1位を取ってなきゃ、例え5位でも6位でも、飽きられちゃいけない。



終わっちゃいけない。



俺らは聴いてくれる人がいないと仕事がなくなる。



それは前からわかってた。



だけど、こんなにも身にしみて感じたのは初めてだった。



人気が落ちるという恐怖を知った。



でもそれでも、俺は欲深い人間だから、会社の言う曲だけを歌ってることが出来なかった。



自分達が作った、自分達の声を届けたかった。



聴いてほしかった。



芸能人になれば、そんな歌は歌えない気がしてた。