好きすぎた、たぶん。



“MOON”が1位を取るまでは、順位はどうでもいいと思ってた。



会社の曲だからとかそういうことじゃなくて、もし自分の曲が出せるなら、聴いてくれる人が少なからずいるのなら、何位だって構わない。



1位じゃなくたって全然よかった。



そりゃ1位を取れるに越したことはないけどさ。



でも実際6位という順位を取ってみて、この街で頑張ってた頃の自分を考えれば、6位でもすごいことだと思う。



でも俺は、そうと思えなかった。



実際ショックだった。



不安になった。



曲を作ることが怖くなった。



1位を取れるように、1位になる曲を作らなきゃと思った。



万人にウケる曲を歌わなきゃいけないと思った。